photo : http://www.fiat500.com/
4ヶ月ぶりですね、クルマの話題。
新型 FIAT 500が発表されたのは今年の3月ですが、5月8日から ” FIAT 500 スペシャルサイト ” で受け付けていた先行予約分が、先週18日に終了しました。
milan design week 2007(国際家具見本市)でも ” Cappellini ” とのコラボレーションモデルという特別仕様の先行予約がおこなわれたようです。
イタリアではちょっとした FIAT 500ブームになっているのかも知れませんね。
新型 FIAT 500のデザインは、ルパン三世でおなじみの ” FIAT 500 ” として2代目にあたる “FIAT NUOVA 500” をモデルとしています。
一般的に Cinquecento(チンクエチェント)と呼ばれているモデルです。
Topolino(トポリーノ)と呼ばれた初代 ” FIAT 500 ” はさすがに実車を見たことがありません。
MINI や New Beetle、Ford GT などなど、昔のデザインを現代風にアレンジして復活したクルマがありますが、” FIAT 500 ” もその手法をとりいれたひとつですね。(MINI の場合はフルモデルチェンジするまで、旧型を販売していましたので復活ではないですが、旧型のイメージを踏襲しているという点では同じではないかと…..)
それぞれに人気があるということは、単にノスタルジックということだけではなく、それだけ個性的なデザインで、時代が変わっても受け入れられているのだと思います。
ただ、実車を見ていないので何とも言えませんが、ボディの大きさが気になります。
全長3550mm、全幅1650mm、全高1490mm、ホイールベース2300mm ということなので、全高以外は MINI のひとまわり小さいサイズです。
仕方のないことだと思いますが、MINI がミニでなくなったように FIAT 500も Cinquecento でなくなってしまうのでしょうか。
まぁ、排気量が1200cc、1300cc、1400cc になっていますので、すでに ” 500(Cinquecento)” ではないのですが….. 😀
インテリアの雰囲気は、「イタリアだなぁ〜」と納得してしまうデザインです。
FIAT 500 スペシャルサイトでカウントダウンされていますが、発売は7月4日。
1957年のこの日に2代目 FIAT 500が発売されたましたので、50周年記念として新型 FIAT 500が登場するわけですね。
FIAT 500 スペシャルサイトも色々なコンテンツが盛り沢山のイベント色の強い ” ティザーサイト ” になっています。
最終的には海外のFIAT 500 スペシャルサイトに遷移しますが、日本語サイトも用意されています。(-155の意味がわからずに制作したのか、メーター内のカウントダウンが-115日で止まっているのが、お粗末ですが…..)
でも、FIAT 500の日本発売は未定なんですよね。
いわゆる B セグメントと呼ばれているこのクラスのクルマは、日本でも売れると思いますけどねぇ。
ただし、日本である程度の台数を売ろうと思えば右ハンドル車が必要になりますが、メーカーにとってそこがネックなんでしょうね。
20年ほど前、イタリアの路地や街角で Cinquecento が至る所に止まっていたり、走り回っていたのを思い出しました。
それにしても Cinquecento が発売当時、スクーターと競合・スクーターの代替えとして投入されたのは知らなかったなぁ。
ちなみに ” チンクエチェント博物館 《 FIAT 500 》 IL MUSEO DELLA CINQUECENTO ” というサイトを見つけました。
” フィアット・チンクエチェント(FIAT 500)を中心に展示する世界唯一の博物館です。” だそうです。
あるんですねぇ、こういう博物館が…..