デザインワークス・オンサイド

阪急電車

阪急電車を観てきた。
といっても、私は鉄ちゃんではありませんので電車を見に行ったのではなく、映画の『阪急電車』を観てきました。
まぁ、この時期『阪急電車』といえばわかりますよね 🙂
関西では、先月の23日から先行で公開していましたけど、楽しみにしてたことが2つほどあったんですよね。

1つは、原作が面白かったのでどんな映画に仕上がっているのか興味津々でした。
原作を読んだことがある方ならおわかりだと思いますが、登場人物が多い群像劇(っていう呼び方でいいのかなぁ…)なので、どのように映像化するのか、とても興味深かった。
元々、原作と出会ったのはたまたま本屋で「かわったタイトルだなぁ。」と手に取ってのがきっかけでした。
関西在住の方なら『阪急電車』と聞くとイメージしやすいと思いますが、おそらく関西以外の地域ではまったくイメージなどないですよね。
それを小説のタイトルにするとは、いったいどんな内容なのだろうとパラパラと捲ってみると、なんと地元の路線の話じゃないですか!
これは、取りあえず買ってみなければと思って買ったわけなんですが、とても読みやすく面白い。

阪急電車

私は、小学1年生までは阪急宝塚線の地域に住んでいて、その後阪急京都線へと引っ越し。
そして現在は、阪急今津線界隈に住んでいます。
それだけ、子どもの頃から馴染のある電車です。
もちろん行く場所によって、JR や京阪電車、近鉄や南海電車にも乗りますけど、やはり阪急電車が一番愛着があるといってもいいくらいの電車ではないでしょうか。
梅田に行くのも京都に行くのも神戸に行くのにも阪急電車です。
それだけにより感情移入しやすかったのだと思いますが、阪急電車を知らない人が読んでも十分楽しめる小説だと思います。

小説の映画化が決まった時から楽しみにしていたのですけど、期待通りの映画だと思います。
小説にあって映画にはないエピソードもありますが、スピンオフドラマとして制作されていたのを知っていましたので、それほどガッカリせずに楽しめました。
内容は、見てのお楽しみということで…
まぁ、どちらかといえば、けっこう小説に忠実な方かも知れませんね。
文字と映像では表現方法が違いますが、個人的な感想としては思ったより小説を忠実に映像化した印象を受けました。

それにしても、撮影は大変だったと思います。
平日の昼間、実際の電車を走らせての撮影だったり、関係者の方々は大変ご苦労されたと思います。
私としては、見慣れた町並みや場所、駅や図書館がスクリーンの中に登場すると思わず笑みがこぼれます。

楽しい映画なので観ていない方は是非!
小説もね 🙂

2つ目の楽しみはというと、『映画に映っているかなぁ〜』という期待感 😀
実は、親子でエキストラとして参加していましたので、ちょっと楽しみだったんですよ。
カメラポジションからすると、けっこう良い位置に配置されたし、助監督さんらしき人から軽〜い演技指導があったりしましたからね。
カットされる可能性もあるわけですけど、『カットできる場面ではない』ということを、原作を読んでいて想像できましたし…
あとは、撮影シーンのカメラアングルを祈るのみ。 🙂

映画の公式サイトは、映画 『阪急電車』 公式サイトですが、もうひとつ映画 阪急電車 〜阪急電鉄 特設サイト〜というのがあります。
そのサイトで使っている画像に親子で写っているので、『もしかすると本編にも映っているかも』というのも期待値を高める要因でした。
どの画像に写っているのかは内緒にしますが、小さいので本人じゃないとわからないかも(笑)
その他に、映画のパンフレットにも小さ〜く写っています。

で、肝心の本編はどうかというと…

映っておりました。
うれしいことに、上記の画像よりもよくわかるくらいでした。
これは、DVD 化の際には是非買わないと!
ただし、登場時間は数秒ですが…

今回、地元が舞台である小説の映画化ということでエキストラの募集に応募したわけですが、かなりの応募があったらしい。
私も全てのシーンに応募したわけではないですが、参加できる時間帯などで応募したうち採用されたのは、このシーンのみでした。
それほど、募集に対して応募が多かったということなのでしょうね。
映画のエキストラに興味を持ったのは、もちろん地元が舞台の映画ということが一番の理由です。
私に関係のない映画であればエキストラには応募しなかったと思います。
この映画も内容は私と関係ないと思いますが、映画の舞台周辺に住んでいるということもひとつの関係ですもんね。

もうひとつ、以前どうしてもエキストラに出たかった映画があったのですが、そちらは叶わなかったので今回は是非とも参加したかった。
以前の映画というのは、『クローズZERO』
ロケ地が、我が母校だったんですよ。
通っていた高校がロケ地なので、是非参加したかった。
それに、今はもうありませんからね、学校が…
いくら少子化とはいえ、大阪で府立高校が廃校になるなんてちょっとビックリしました。
無くなってしまうのなら、せめて思い出としてエキストラにと思ったのですが、映画が映画なので私のようなおっさんにはエキストラとして参加する資格はない…
教師役ということでもよかったのですけどねぇ。
エキストラの募集はありましたが、教師役というような募集はなかったみたいですしね。
映画を観ると校庭や校舎、中庭やプールなどとても懐かしい。
もちろん映画が『クローズZERO』なので、校舎や教室はかなり変わっていますが面影は残っている。
エキストラとして参加したかったなぁ…

ということもあり、今回は地元ということで是非参加したかった。
で、実際に参加でき、本編にもちょこっとですが映っているので、とってもうれしい。(映画を紹介するテレビ番組の映像にも小さく映っていましたが、番組を見た人から「もしかして映画に出てる?」と聞かれたので、私を知っている人が観たらわかるかも…)

とにかく、ほのぼのとする映画ですので、皆さまも是非ご覧くださいませ。

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