デザインワークス・オンサイド

最近、デザイナーとしてふと感じたこと…

最近、Twitter でちょっと気になったことがありました。
詳しい内容は書きませんが、デザイナーとして『あれっ?』と思ったんですよね。

実は、以前から『ちょっと、おかしいよね〜』と思っていたのですが、単なる勘違いやうっかりミス、タイプミスかと思っていました。
これを書くと何のことかわかるかもしれませんが、要するに英語の『大文字』か『小文字』のどちらで表記するのかということ。
ロゴとしては『大文字』表記となっているのですが、『小文字』を使う人が意外と多い。
ブログ記事などで書かれている場合もあるけど、セミナーなどの告知でも間違って『小文字』が使われていることもある。
一般の人が『大文字・小文字』を意識しないのは仕方ないかも知れません。
でも、デザインを教えているところのセミナーでは、アウトだと思うんですよね。
同じく、デザインに携わっている人が、『大文字・小文字』を『気にとめない』とか、『厳し過ぎる』、『細か過ぎる』というのも『どうかなぁ…』と思います。

デザインを職業にしているのであれば、清刷や CI マニュアルを見ながらパンフレットやカタログを作っている時だけではなく、たとえブログ記事の中やツイートでも『気にとめて』欲しい。
まず、『何故、大文字なんだろう?』という疑問を抱かないのだろうか?
ロゴに対する『思い入れ』や『こだわり』を知らなくても、それを尊重しようとは思わないのでしょうか?
そういう私も何故『大文字』なのかは知りません。
単純にキャメルケースなのかも知れないし、もっと深い意味があるのかも知れません。
でも、意味を知らなくても、ロゴが『大文字』になっていれば『大文字』で書くだろうし、もし、すべて『小文字』になっていれば『小文字』で書くことを心掛けます。
そういうところを気にするのもデザイナーとして大事だと思うのですが…

例えば、ドコモ。
現在のロゴは docomo とすべて小文字ですが、数年前までは DoCoMo と大文字・小文字のロゴでした。
ロゴが DoCoMo なのに Docomo と表記するのは、やはりダメだと思います。
もちろん、一般の人にそこまで求めるのはちょっと難しいかも知れませんけど、デザインに携わっている人で今まで気にとめていなかった人は考えて欲しいです。

Coca-Cola は、Coca-cola ではないし、IBM は ibm ではない。
iPhone は Iphone でも i-phone でもなく iPhone だし、iPad も MacBook も ipad や Macbook ではない。

エンジニアさんやプログラマーさんもモノを作るという点では同じですが、『モノの見方』や『考え方』というのは私にはわかりません。
あくまで、デザイナーとしての目線で感じたことを書いておりますが、デザイナーとかエンジニアとかの職種ではなく、その人個人の『感じ方』、『気の使い方』だったりするのかも知れませんね。
まぁ、確かに細かいことだと言われればそれまでなのですが、デザインを職業にしているのであれば、細かいことにも気を使わないと成り立たないと思うのは私だけでしょうか?

私がデザイナーになった頃には、このような細かいこともうるさいくらい何度も言われたような気がします。
20数年前のことなので、今とはずいぶん違うのかも知れませんけど…
そういえば最近は清刷とか見なくなりましたよね。
デジタルになったというのもありますが、私が清刷を使うような仕事をしていないだけかぁ。

今回の記事はちょっと愚痴っぽくなったかも知れませんが、Twitter の TL を見ていてちょっと寂しく思ったのと、デザインを職業にしているような人のツイートとは思えなくて悲しくなったのと、何故『小文字』にするのだろうと以前から疑問に思っていたので…
そういう私もうっかりミスやタイプミスには気をつけるように身を引き締めないといけませんね 🙁

やっぱ、愚痴っぽくなるのは年をとった証拠かなぁ。

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