最近、アクセスログや検索エンジンについての記事が続いていますが、もうひとつ検索エンジンの話題を…
Google が、8月10日に『Caffeine』という新しい検索システムをデベロッパープレビューとして公開しました。
これは今までのマイナーチェンジとは違い、かなり大きく変わっているようです。
それに関連する記事として
次世代Google検索エンジンについて、サイト管理者が知るべき10のこと (1/2) – ITmedia アンカーデスク
Googleは自社の検索アルゴリズムを絶えず調整している。ほとんどの場合、マイナーチェンジが特定の組織のPageRankに影響することはない。だがCaffeineでは、検索結果がこれまでとは異なっている。
新しいコンセプトの導入で、検索結果の多様性が大きく変わった。かつて検索結果の上位に表示されていたサイトは転落した。その一方で、下位のサイトの中には、Caffeineではランクが上がったところもある。
というのがあり、現行の Google 検索とでは検索結果に大きな違いがあると書いてありますので、ちょっと調べてみます。
まず、現行の Google(jp)で検索してみます。
検索キーワードは『webデザイン 大阪』。
結果は、当サイトが2位に表示されています。(2009年8月20日現在)
次に Google(com)で検索。
結果、当サイトは3位に表示されます。
最後に新しい検索システムのデベロッパープレビューで検索します。
結果は、2位でした。
10位までの結果も三者三様で微妙に違います。
で、この結果だけを見ると上記の記事にあるように、次世代にはこの検索システムになるのだから、現状維持ではダメで SEO(検索エンジン最適化)の調整が必要だということも理解できます。
ただ、ちょっと違うのではと思うこともあるんですよね。
いや、違うというより『今の段階では、まだはっきりしないのでは?』といった方がいいのかもしれない。
このように感じた理由は何かというと、『検索結果数の違い』です。
この『検索結果数』も三者三様なんですよね。
先ほど検索した『webデザイン 大阪』というキーワードでのインデックス数は、 Google(jp)では『約 8,540,000 件』、Google(com)では『about 8,560,000』、デベロッパープレビュー(Caffeine)では『about 3,690,000』です。
Google(jp)と Google(com)では2万件、 Google(jp)とデベロッパープレビュー(Caffeine)では、約485万件の違いがあります。
Google(jp)と Google(com)は、それほど違いがないといっていいかも知れませんが、デベロッパープレビュー(Caffeine)とでは、ちょっと差が大きいですよね。
これだけインデックス数に違いがあれば検索結果も違ってくると思うのですが、間違ってます?
インデックス数が同じくらいになっても検索結果に大きな違いがあるのなら、明らかに SEO
対策を施さないといけないと思いますが、今の段階ではねぇ…
それとも SEO 業者さんはすでにアルゴリズムを解析して、対策の準備でもしているのかなぁ。
上記のキーワードで、検索結果が Google、Yahoo !、Bing とも上位に表示されますが、私自身はいわゆる SEO 業者ではありませんので、このあたりのことになるとよくわからないというのがホンネです。
それに
グーグル検索の大規模アップデート「Caffeine」–開発意図と検索ランキングへの影響:スペシャルレポート – CNET Japan
Googleのプリンシパルエンジニアで、同社の検索アプローチの立役者の1人と考えられているMatt Cutts氏によれば、この規模のアップデートは2006年以来だという。
「Caffeineは、われわれのシステムの大部分にわたる根本的な改造である(むしろ完全な書き換えに近い)」と書いており、単なる検索インデックスのアップデート以上のことが引き起こされる可能性がある。
というように、かなり大掛かりであることも間違いないようです。
いずれにしても Google の検索システムが変わるということは事実ですから、何らかの準備はしておかないといけないかも知れませんね。
そうそう、検索エンジンといえば『探しあう検索NAVER(ネイバー) – Green Windowから始まる検索新体験』ってどうなんだろう?
ちょっとだけ使ってみたけど…
あと、百度(Baidu)とかね。