デザインワークス・オンサイド

第9回 WordBench 大阪におじゃましました

先日、第9回 WordBench 大阪に行ってきました。

個人的な事情で基本的に土曜日に開催されるイベントにはなかなか参加できないのですが、祝日ということで再起動後の WordBench 大阪に初めて参加してきました。
WordBench 神戸にはよく参加させてもらっているのですが、初めての WordBench 大阪はちょっと新鮮でした 🙂
場所なのか、参加している人なのか、Ustream 配信をしている環境なのか、理由はよくわかりませんが、雰囲気が WordBench 神戸とはちょっと違う。
普段、WordBench 神戸に参加されている方も同じような感想を持たれていたようです。
Twitter で「WordBench 大阪って、何か新鮮。」とつぶやくと

@nipper_onside 神戸とはまた違う雰囲気ですよね。僕も久しぶりでなんか新鮮でした。

@nipper_onside 僕も今日初めてでしたわー。カジュアルな感じで、参加し易そうですね!

@nipper_onside 一つ思うのは、大阪の方がピチピチしているということです\(^o^)/

もちろん、どちらが【良い悪い】ということではないです。

で、第9回 WordBench 大阪のセッション…

WordPressのちょっと変わった使い方。jQueryやXMLを出力してみよう

1つめは、@tatzuya さんのセッションです。

個人的には、わかりやすかったです。
このようなセッションでお話するのが初めてということらしく、うまく説明できるか心配されていましたけど、十分伝わったと思います。
当日の資料は、@tatzuya さんのサイトで公開されていますので、そちらをご覧ください。
スライドとは別にプログラム部分のテキストも一緒にアップしていますので、参考になると思いますよ。

ひとつめの 『WordPress で動的 jQuery – 静的 HTML を更新 –』というのは、色々と使い勝手がありそう。
確かに、すでに静的な HTML でサイトが構築されている場合、例えばホーム(トップページ)の一部分にコンテンツを追加するためだけにすべてを WordPress で作り直すのは、予算・労力ともに大変かも知れない。
もちろん、リニューアルを機にすべてを WordPress で構築するという方法もあるだろうし、そういったことをきっかけにリニューアルを提案することもあると思います。
しかし、あくまで『現状のサイトに追加して欲しい』という要望も多いような気もします。
要望として多いのではないかと考えられるひとつに『新着情報』があるのではないでしょうか。
サイトはすでにあるが、静的な HTML なので『新着情報を自分たちで更新したいけどできない。』いう場合には、いいと思う。
WordPress で新着情報を書き、その日付とタイトル(必要であればリンクも)を静的な HTML で構築されたホーム(トップページ)に表示する。
実際、このような依頼はよくあると思います。
リニューアル時でも『新着情報部分だけ CMS を使ってください。』という要望もあったりしますからね。
こちらから「リニューアルするのなら、全部 CMS にしましょうよ。」と提案しても、「いや、部分的でいいです。」と…
予算的なことなのか担当者さんに何か考えがあるのかわかりませんが、もったいないですよねぇ。

と、話は逸れましたが、妙味深い内容 & わかりやすかったです。

ふたつめは『WordPress で動的 XML – FLASH コンテンツを更新 –
最近の Flash 事情はよくわからないのですが、このような需要はまだまだありそうな気がするのですけど、どうなんでしょ?

ずいぶん昔に Flash のテキスト部分を更新するのにその為だけに簡単な管理画面で入力 & 出力して更新できるようにプログラムを書いてもらったりしていました。
その後 Movable Type を使っていたこともあり Movable Type を使って更新できるようにしたことがありました。
Movable Type は比較的簡単に XML ファイルをファイルを出力するためのテンプレートを作れますので、この方法は意外と簡単でした。
で、5年ほど前に このブログを Movable Type から WordPress に変更したのですが、その時には WordPress から XML ファイルを出力する方法がわかりませんでした。
3年ほど前に『固定ページを使えばいい』というのがわかって、『WordPressで出力したXMLをFlashで表示してみる備忘録』という記事を3回にわけて書いたりしてました。

最終的にこのブログと連携した Flash コンテンツを作ってみたのですが、それが Twitter でもつぶやいた『WordPressで出力したXMLを表示するFlashコンテンツ』です。
まぁ、Flash が認識しない HTML タグが無視されたりしていますけど…
記事以外の背景画像やテキスト、BGM も WordPress のカスタムフィールドから変更することが出来ます。
この方法は WordPress の固定ページを使った方法なのですが、今回のセッションでは固定ページではなく、

[php]
<?php
require_once(‘Wordpres のパス/wp-blog-header.php’);
?>
[/php]

を使って、WordPress と関連のないファイルで WordPress の関数を利用できるようにする方法です。
固定ページを使った方法だとテーマによってはメニューに表示されてしまうことがあります。
もちろん、表示しないようにすればいいのですが、こちらの方法だとその心配はありませんよね。
WordPress 以外のファイルで、WordPress の関数を使えるようにするとセキュリティは大丈夫なのかよくわからないのですが、こういう方法もあるということです。
この方法は、知らなかったし気がつかなかったので、勉強になりました。

そうそう、@tatzuya さんって、ファーストサーバ主催の WordPress サイトコンテストで入賞しているサイトを制作された方なんですね。
コンテストのサイトは、色々と事情があったようで現在は見ることができませんが… 🙂
すごいなぁ。
セッション内容の説明もわかりやすかったです。

カスタムフィールドを使ってあんなことこんなこと!

2つめのセッションは@aimin10 さん。

こちらも、実例を紹介しながらの説明でわかりやすかったです。
資料は SlideShare にアップされています。

やっぱり、カスタムフィールドって大事 & 便利だよねってあらためて思いました。
良いのか悪いのかよくわからないのですが、カスタムフィールドだけで構成されたページもあったりします。
管理画面の投稿ページにデフォルトではない項目を追加するのにカスタムフィールドを使うわけですが、デフォルトのカスタムフィールドは今一つ使いにくい。
セッションでは、Custom Field Template を紹介されていました。
カスタムフィールドのプラグインではかなり以前からありましたし、定番といえる部類に入ると思いますので、使ったことがある人も多いのではないでしょうか。

個人的には最近、Advanced Custom Fields というのを使っています。
プラグイン自体は日本語訳されていますが、日本語の解説が少ないのであまり知られていないのかも知れません。
ドラッグ & ドロップで並び替えができて使い勝手がいいと思いますので、こちらのプラグインも一度使ってみてください。
私のようなデザイナーにお薦めかな…

カスタムフィールド × API というのが、今日一番聞きたかったことかも。
メリット・デメリットはあるのでしょうが、API って便利ですよね。
直接使ったことがある API って、 Google Map API と Flickr API くらいしかないかもしれない。
といっても使ったことがある程度で、 Google Map にしても Flickr にしてもあまり突っ込んだ使い方はしていない。
Google Map だけでも『色々な使い方が出来るんだろうなぁ』と思いながら、未だに手を付けられずにいる。
今は、ちょっとバタバタしているので、落ち着いたら色々と試してみようかな。

スピーカーの @aimin10 さんがブログを紹介された時、『どこかで見たことあるなぁ』と思っていたら、WordPress とは関係ない検索でヒットしたサイトでした。
う〜ん、色んな意味で世間は狭い 😀

今回、初めて WordBench 大阪に参加させてもらったのですが、色々と勉強させてもらいました。
いつもと雰囲気が違ったのもよかったです。

最後に、『WordCamp 大阪 2012のサイトがオープンして参加登録も始まりましたので、是非ともご参加ください。』とのことですので、参加したい方は登録を!

WordCamp Osaka 2012

WordBench 大阪は、基本的に土曜日の開催みたいですので、今後も参加できるかわかりませんが、機会があれば是非とも参加したいと思います。