iMac や MacBook がモデルチェンジするという噂が、ちらほらと聞こえてきます。
が、やはり Apple の新製品の本命といえば Apple タブレット ではないでしょうか?
Ten New Details on the Apple Tablet を見ると色々と詳しく書いてありますが、どこまで信頼できる情報なのかは、よくわかりません。
一応、記事には『信頼できる情報源』とありますけどね。
で、その名称なんですが、ギズモード・ジャパンでは『MacBook touch』となっていて、予想イラストもアルミの MacBook(MacBook Pro)をイメージさせる。
しかし、上記の iLounge Backstage によると、どちらかといえば iPhone や iPod touch に近い気がする。
果たしてどちらの形状に近いのか、ちょっと気になります。
でも、形状以上に一番気になるのは、その性能や用途であったりする。
ただ単に iPhone や iPod touch が大きくなったような製品だとスティーブ・ジョブズ氏が、素直に OK するとは思えない。
と思っていたら、気になるニュースがふたつばかり…
Newton開発者がAppleに復帰 Macタブレットを担当か?
Newton開発者のマイケル・チャオ氏がAppleに復帰した。Macタブレットに関係した仕事をするのではないかとうわさされている。
Newton を使いこなせなかったけど、今でも優れた PDA だと思っていますし、Newton のような端末の復活を願っているので、このニュースは非常に気になります。
ただ、ジョブズ氏は Apple に復帰したとき、Newton 部門を切り捨てましたからねぇ…
今回のチャオ氏の復帰は、マシン自体の開発とはあまり関係ないのかも知れませんね。
もうひとつのニュースは、
Apple Tablet To Redefine Newspapers, Textbooks and Magazines
Steve Jobs said people don’t read any more. But Apple is in talks with several media companies rooted in print, negotiating content for a “new device.” And they’re not just going for e-books and mags. They’re aiming to redefine print.
こちらの方が、Apple タブレットと深く関係ありそうな気がする。
iTune で、”音楽”、”動画” そして “紙媒体” となれば、Apple タブレットの用途がはっきりと浮かび上がってくるようです。
新聞や雑誌を iTune Store で販売し、Apple タブレットで読む。(もちろん MacBook や iMac などで読んでもいいと思いますが…)
このような流れだと Apple が、従来の Netbook とは違う製品だとする理由もうなづける。
出版物を iTune Store と結びつけることによって、著作権がらみで問題とされている “Google Book Search” と切り離して考えることができるような気がします。
といっても、Apple タブレットが単純な電子ブックリーダーだとも思えない。
どのような機能が搭載されるのか想像できませんが、上記のGizmodoのニュースにある “Textbooks” というのがひとつのヒントになるかも知れません。
この “教科書” というのが非常に気になります。
参考書でもいいのですが、これらの類いの書籍というのは雑誌などと使い方(読み方)がちょっと違うと思う。
つまり、雑誌や小説などは “しおり(Bookmark)” が使えれば、それほど他の要素はいらないような気がしますが、”教科書” などは “しおり” はもちろんのこと、すぐに本の耳を折ったり(ドッグイヤー : dog ear。dog year じゃないよ)、重要な箇所にマーカーで印をつけたり、また付箋をはったり文字を書き込んだりと色々なアクションが必要じゃないかと思います。
これが、通常の本との違いではないでしょうか。
アメリカの大学では、Amazon.com が販売している “Kindle” を使った講義をおこなっているところがあるようですが、色々と不満があるようです。
メモ機能などはあるのですが、いざメモをとろうとすると操作に時間がかかり、思考のスピードについてこれないらしい。
それに、“Kindle” 自体も『デザインがよくない』とか『使い勝手が悪い』とかあまり評判がよくありません。
また、他の電子ブックリーダーを見ても、この分野で商業的に成功しているように思えません。
もし、Apple が電子ブックリーダー的な製品をリリースするのであれば、上記のようなアクションをできるようにするのではないかと思います。
特に “ページの耳を折る” というアナログ的なアクションをデジタルに置き換えたり、直感的なインターフェースは Apple のお得意じゃないかと思うのですが…
あと、”Newton開発者がAppleに復帰” というのは、Newton の手書き入力システムが進化して搭載されるのかも。
これだと、すぐにメモや落書きができますよね。
手書きの文字をテキストに変換すれば、付箋や吹き出しにも応用できそう。
まぁ、年末から年始あたりには、はっきりしたことがわかるでしょうね。
Apple タブレットを使えば、昔、教科書の端に書いたパラパラ漫画ができたりして…