iPad が発売されて思うこと…

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今日から6月です。
毎年言ってますが、早いですねぇ〜。
今年は、まだまだ寒い日があったり、雨の日が多かったりするので、6月って感じがしません。
なんかいきなり夏になりそうな気がする…

先週 iPad が日本でも発売されたわけですが、マスコミでは早速 iPad を使って映像を見せながら街頭インタビューしてるニュースなどが流れてたりします。
VTR などを見せるモニターの代わりにするには、丁度いい大きさなのかも知れませんね。

で、iPad のことを考えていたら、ちょっとした疑問が…
まだ、詳しく調べていないということと、とりあえず、ちょっと疑問に思ったことを書きますので、トンチンカンなことを言ってたらごめんなさい。

iPad の売りのひとつに『電子書籍』があります。
Apple は電子出版フォーマットとして IDPF という団体の提唱している『EPUB』を採用しています。
Apple の他にも Adobe や Google、ソニーなどが採用しているフォーマットです。
基本的には、XHTML のサブセット的なオープンフォーマットだということ。

と、いうことなんですが、iPad のデモ映像などで登場する Alice for the iPad やその他の電子書籍のインターフェースを見ていると、なんか統一感が無いような気がする。
実際、iPad を持っていないのでよくわからないのですが、ページを送る『矢印』のボタンはありますよね。
でも、指でページをめくるような動作をしてもページ送りができるわけで、そのあたりのフォーマットってどうなってるのでしょ?
これって、アプリケーション(電子書籍リーダー)に依存するってことなんでしょうか。
Apple だと iBooks の機能ということになるのかな。

PC 用のリーダーに Flash ベースの Adobe Digital Edition 1.7.1 や Firefox の Add-ons で EPUBReader というのがあります。
これらで、EPUB フォーマットの電子書籍を見ると、それぞれインターフェースは違います。
違いはあってもそれほど違和感はありません。
各インターネットブラウザのインターフェースの違いに近い感じがします。
今までは、テキストがメインの書籍が多かったので、ページ送りのボタン位置などのインターフェースの違いはあってもそれほど問題にならなかったのかも知れない。

ところが、ファッション雑誌のようにビジュアル重視の電子書籍の場合は、ちょっと違うような気がします。
紙媒体との違いとして、写真をクリックすると拡大されたり、アングルの違う写真が見れたり、ファッションショーなどの動画映像も見ることができたりしますよね?(たぶん…)
元々、テキストコンテンツを基本に考えられたであろう EPUB フォーマットとは、一線を画した要素が十分考えられます。
となると、それぞれの出版社によって電子書籍リーダーを配布、もしくは販売するということなんでしょうか?
A 社の電子書籍は B 社のリーダーでは見ることができないか、見れたとしてもすべての機能が使えないということもあり得るのでは?
もっと極端にその雑誌専用のリーダーが必要になったりして…

付加価値的な要素の場合は、操作方法が違ってもかまわないと思いますが、ページをめくる動作や栞などの本を読む上での基本的なインターフェースは統一されてるほうがいいと思うのは私だけ?
電子書籍というのはこれからの市場だと思いますが、iPad の発売でこんなことをふと、考えたりしてました。

Adobe Creative Suite (AdobeCS_jp) on Twitter

まもなく、InDesign CS5からWIRED Readerのような魅力的なアプリケーションを作り出すソフトウェアをAdobe Labsを通じて提供する計画です。

ということらしい。
EPUB フォーマットの書籍ではなく、アプリケーションを作るということなのでしょうか?
リーダーを含む電子書籍ということ?
う〜ん、わかりません…

ちなみに、試しにちょこっと EPUB フォーマットの電子書籍とやらを作ってみたので、興味のある方はダウンロードしてみてください。

作ってみた電子書籍のサンプルonside_sample_book.epub.zip

サンプルといえども著作権は放棄していませんので、ご了承くださいませ 😀
上記のAdobe Digital Edition や Firefox の Add-ons EPUBReader では、一応読めました。
iPad をお持ちの方、iBooks で見てくださ〜い。

そういえば、話は変わりますが、発売前に Apple ストアで店員さんと話をしていた時に

私 : 「iPad の Wi-Fiモデルを買うとソフトバンク Wi-Fi スポットを24カ月間無料で使えるということは、購入時にソフトバンクと何かしらの契約をしないといけない?」

店員 : 「いえ、Wi-Fiモデルは何も契約はいりませんよ。」

私 : 「じゃあ、2年後に継続してソフトバンク Wi-Fi スポットを使いたいときに、契約や申し込みなどが必要なんですか?」

店員 : 「いえ、24カ月過ぎるとそこで、終了です。延長などはありません。」

私 : 「ということは、それ以降は無料 Wi-Fi スポット、無線 LAN、Wi-Fi ルータなどを使うということ?」

店員 : 「そうです。わかりやすく言うと大きな iPod touch だと思ってください。もちろん違いはありますが…」

ということらしい。
24カ月過ぎるとソフトバンク Wi-Fi スポットが有料になるのかと思っていましたが、Wi-Fi スポット自体が使えなくなるとは知らなかった。
ご存知の方も多いと思いますが、私はぜ〜んぜん知りませんでした 🙂
まぁ、無料期間であっても無線 LAN や Wi-Fi ルータでの使用が多いと思うので、特に問題はないと思いますけどね。

それにしても、この業界で仕事をしていると色々と検証しないといけないので、やはり iPad は購入しないといけないかなぁ…

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