ピクサーのショート・フィルムが懐かしい

昨日、トイ・ストーリー3の DVD & Blu-ray が発売されたのでちょっと見に行ってきたけど、DVD 版は12月1日発売なんですね。
Blu-ray のセットでもそれほど値段も変わらないので、トイ・ストーリー3 DVD+ブルーレイセット（DVDケース）でもいいかな 🙂

で、その時に見つけたのが、このピクサー・ショート・フィルム＆ピクサー・ストーリー完全保存版 [DVD]。
2年ほど前に発売されていたんですね。
全然知りませんでした。
You Tube に色々とアップされているのは知っていたのですが…

いや〜、懐かしいです。
このシリーズを最初に見たのは、今から20年ほど前ですからね。
確か1年にひとつずつ発表していたような記憶があります。
実家のどこかに当時のビデオがあると思うんだけどなぁ…
DVD に収録されている “Geri’s Game” までは見ましたけど、それ以降も作っていたんですね。

中でも好きなのは、“Luxo Jr.”、“Red’s Dream”、“Tin Toy” です。
あと、“Knick Knack” も好きかな 😀

上記の4つは特に有名かも知れませんね。
特に “Luxo Jr.” は、衝撃的でした。
3DCG のアニメーションにとっても感動した記憶を今でも鮮明に覚えています。
それまでも、”TRON”（TRON LEGACY じゃないよ。1982年のトロン [DVD]だよ。）などの CG のアニメーションは見ていましたけど、全然雰囲気が違う。
まぁ、ピクサーも “Luxo Jr.” をキャラクターに使っているくらいなので、ピクサー社にとっても特別なんでしょう。

それと、“Luxo Jr.” で驚いたことがもうひとつあって、まったく同じように3DCG アニメーションで “Luxo Jr.” を作った人がいたんですよね。
それも Mac で…
今から20年ほど前なので、当時の Mac といえば Machintosh ll、cx、ci だったと思う。（もしかすると ll fx があったかも知れない。）
アプリケーションは、確か Swivel 3D と Macromind Director。
レンダリングに数週間かかったと言っていたような気がします。
私も仕事で Mac を使い始めた頃だったのですが、まさか身近に Mac で3DCG アニメーションを作る人がいたとはビックリでした。
彼は、その後アメリカで開催された Quicktime & Multimedia Conference（だったと思うけど間違ってたらごめんなさい）のコンテストで優勝したんですよね。
最近は全然会っていませんが、現在でも3DCG のクリエイターとして活躍しています。

“Red’s Dream” は、すごく切ないストーリーなんですが、CG ならではの方法で主人公の感情を表現しているように思います。
4分ほどの短編ですが、とても素敵です。

“Tin Toy” と “Knick Knack” は、おそらくトイ・ストーリーのモデルになった作品だと思います。
特に “Tin Toy” は、すごく画面が明るい印象を受けた作品です。
今までの3DCG 作品といえば、どちらかといえば全体的に暗い印象があった。
もちろん、すべての作品が暗いというわけではないですが…
確か、日本人の方が RenderMan の環境光のプログラムを担当したんじゃなかったかなぁ。

それにしても、今見ても十分楽しい。
確かに、当時と現在ではクオリティに差があるのも事実です。
でも、それは仕方のないことだと思います。
1990年代後半あたりから CG の環境が急速に変わりましたからね。
コンピュータやアプリケーションの進化はすごいですもんね。

You Tube で見るのもいいですが、関心のある方は一度 DVD か Blu-ray を是非とも！

ピクサー・ショート・フィルム＆ピクサー・ストーリー完全保存版 [DVD]

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