
2013 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
この時期恒例のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました。
今年で50周年だそうです。
大谷記念美術館では1978年から開催されているということなので、なんと35年も経つんですね。
これだけ続くって、絵本の人気はすごいです。
とくにイタリア・ボローニャ国際絵本原画展の入選作品は、こどもだけでなく大人も楽しめる作品が多いですから、人気があるのも頷けます。
で、今年は紙以外の素材の作品が気になりました。
布や糸、フェルトや刺繍などで描かれた作品があったのですが、今まではあまりなかったような気がします。
それとも見過ごしていたのかなぁ…
あと、版画の作品もいい感じでしたね。
版画は絵本になりにくいと、どこかで聞いたか読んだことがあるのですが、そんなことを感じさせない作品じゃないかなぁ。
今年のお気に入りの作品と作家さんを書いておきます。
- フィリップ・ジョルダーノ
イタリア
『オンドリのカネナシ・ペロン君』
モノタイプ、鉛筆、デジタルコラージュ - マリー・ガブリエル・ジャニ
フランス
『ニュートン、アルキメデス、そして仲間たち』
木版画、シルクスクリーン - ルイーゼ・ハイマンス
ドイツ
『かげ絵あそび』
木版画 - ルイーゼ・マリー・キュモン
フランス
『車で』
布、糸 - カタジーナ・ボグツカ
ポーランド
『デザイン入門』
CG - ビオレータ・ロピス
スペイン
『ヘネラ・エネロ』
2色のシルクスクリーン - 中村 純子
日本
『5ひきのともだち』
厚紙版画、水彩、クレヨン - リチョリー・ロサーサ
ペルー
『旅』
CG - 酒井 冬子
日本
『カメレオン』
フランス刺繍、アップリケ - スズキ サトル
日本
『もりのなかのキャンプ』
水彩、CG - 山口 哲司
『富士二十三景』
布(綿麻混合)に手描き染め
とくに、フィリップ・ジョルダーノ氏の『オンドリのカネナシ・ペロン君』、山口 哲司氏の『富士二十三景』が好きです。
山口 哲司氏はインタビューの中で、大谷記念美術館でイタリア・ボローニャ国際絵本原画展を見たのが応募のきっかけだと関西弁で応えていたので、このあたりにお住まいの方なのかな?
というわけで、今年も刺激をうけました 😀
そういえば、昨日はたかいよしかずさんが来られていたはず…
以前、サインをもらったのをこどもが覚えていて、とても会いたがってました 😉